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イマイのコラム
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8月になると
2015/08/10
8月になると、「広島の日」「長崎の日」「敗戦の日」と戦争を顧みることが多くなります。今年は戦後70年の年だと言いますが、70年間も戦争をしていない国は珍しいのではないかと思います。「平和憲法の理念を守ってきた成果である」と世界中に自慢してもいいと思います。

ただし、世界有数の軍事力は持っています。軍事力を増強しないと他国から攻められた時に対応ができないという理由で、専守防衛という名目でどんどん戦車やミサイルを増やしてきています。本当に専守防衛ならば空中給油機などは必要ないはず…私たちが知らないだけで、必要以上の軍備をしているのではないでしょうか?

大きな軍事力を持てば、「使わなければ意味がない」と考える人も出てくるでしょう。そうなったからこそ、専守防衛ではなく、友軍の後方支援、非武装地帯への火器の持ち込みなど、積極的に軍事力を使うことになってしまったのではないでしょうか?…もっと発展させると、今回の安保法案になるのだと思います。

集団的自衛権とは、例えば「アメリカが攻められた時には(日本に被害がなくとも)自衛のために戦争に参加する」という考えです。アジア諸国が欧米各国に侵略され、支配されているからこれを解放するために戦争をする…先の大戦の名目はこれでした。日本が「他国を助けるんだ」という名目で、侵略し虐殺し強奪したのが先の大戦なのです。
この反省をもとにしていれば、今回の安保法案は出されないし、そもそも専守防衛以上の軍事力を持つことはないはずです。軍事のために使われる税金を社会福祉にまわしてほしい…そうすれば、日本がもっと安心で安全な国になると思います。