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イマイのコラム
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ふるさと納税
2014/02/24
新聞や雑誌などで「ふるさと納税」が話題になっています。これは簡単に説明すると、市町村への寄付をする事によって住民税が安くなるという事です。すなわち、A市に住んでいる人がB市に寄付をすると、本来払うべきA市の住民税が安くなるので、結果B市の収入が増えると共にA市の収入が減るという事になります。A市に住んでいる人がB市に納税したのと同じ結果になるという事です。遠くに住んでいる人が故郷の市町村に納税できるために「ふるさと納税」と呼ばれます。

もちろん、縁もゆかりもない市町村への寄付でもOKです。市町村も寄付を集めるために知恵を絞っています。ある程度の金額を寄付してもらえたら特産品を配るとか、観光施設の入場券を配るなどの施策をしています。特産品の場合にはその生産をしている農家や工場が繁栄する事になりますし、観光施設の入場券を配る事により観光客を増やし、結果市町村が繁栄する事になります。

これをうまく利用すると、2,000円の負担で5,000円の商品を受け取るなんて事ができるようになります。自分の所得税や住民税がいくらか知っていないと得する事ができないので、まずは自分の所得がいくらあり、住民税がいくらかを知る必要があります。それによって、効率の良い寄付金の金額が決まります。

たくさん所得がある人は10万円の寄付をすると9万8千円の減税効果があり、実質負担2千円という事になりますが、普通のサラリーマンの場合そこまでの減税効果がありません。詳しくは「ふるさとチョイス」など他のホームページなども見て研究してみて下さい。

自分の所得では2万円を寄付する事により、1万8千円の住民税が安くなるのであれば、2万円をどこに寄付しようかという選択に入り、ある市町村では1万円の寄付でコメがもらえ、違う市町村では牛肉がもらえるならば、それぞれに1万円ずつ寄付してしまえばいいのです。もちろん、「何にももらえないけど災害復旧に役立ててもらいたい」とか、「出身地に貢献したい」などの理由で寄付するのもいいと思います。自分の選択で住民税の納付先が決められるのは、面白い制度だと思います。