変化
2010/09/09
9月8日付け朝日新聞名古屋版の社会面に、「政治家”変化”の調べ」という記事が載っていました。京都市の詩人・有馬敲さんが書いた詩「変化」を掲げ、発表の1969年から41年たった今でも内容は古びていないと紹介していましたが、内容が面白かったので下記に転載します。
値上げはぜんぜんかんがえぬ
年内値上げはかんがえぬ
当分値上げはありえない
極力値上げはおさえたい
今のところ値上げは見送りたい
すぐには値上げを認めない
値上げがあるとしても今ではない
なるべく値上げはさけたい
値上げせざるをえないという声もあるが
値上げするかどうか検討中である
値上げもさけられないかもしれぬが
時期尚早である
値上げの時期はかんがえたい
値上げをみとめたわけではない
すぐに値上げしたくない
値上げには消極的であるが
年内に値上げもやむをえぬ
近く値上げもやむをえぬ
値上げもやむをえぬ
値上げにふみきろう
政治家や官僚の言葉の変化をとらえ、見事に表現していると思います。例えば消費税の税率アップにしても、今後同じ表現をたどって実施されていくんだろうと想像します。記事の中でフォーク歌手の高田渡さんがこれを歌にしているとも紹介されていましたので、いつか聞いてみたいと思います。
年内値上げはかんがえぬ
当分値上げはありえない
極力値上げはおさえたい
今のところ値上げは見送りたい
すぐには値上げを認めない
値上げがあるとしても今ではない
なるべく値上げはさけたい
値上げせざるをえないという声もあるが
値上げするかどうか検討中である
値上げもさけられないかもしれぬが
時期尚早である
値上げの時期はかんがえたい
値上げをみとめたわけではない
すぐに値上げしたくない
値上げには消極的であるが
年内に値上げもやむをえぬ
近く値上げもやむをえぬ
値上げもやむをえぬ
値上げにふみきろう