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イマイのコラム
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清水よしのり
2010/12/13
清水義範さんの本「雑学のすすめ」を読んで、不思議に思っていた事が解決しました。それは「服部」という名字を「はっとり」と読むのはどうしてなのか?という事です。普通に読んだら「ふくべ」ではないか?服が「はっ」で部が「とり」なのか?はたまた「はっと」「り」なのか?

…この解答は大和朝廷時代にさかのぼり、服を作る人を「機織部(はたおりべ)」と呼んだ所からはじまったそうです。「はたおりべ」→「はとりべ」→「はっとり」と変化したとの事で、服部さんの先祖は機を織り服を作った人という意味があるそうです。機織りが、いつから服の字に変ったんでしょうね。

又同じ本の中で、トルコ語はアラビア文字ではなくアルファベットで表記するようになったとの事が書いてあります。この場合に外来語表記が問題になるようで、タクシーはTAKSIとなりビールはBIRAとなるとの事。taxiやbeerではなく、TAKSIやBIRAと外来語を耳に聞こえたとおりにローマ字で表記しているようです。外国人である私たちにはわかりにくい表記になっています。

清水さんの指摘でなるほどと思ったのは、現在の日本人もワープロで同じ矛盾をやっているとの事です。確かに、タクシーを入力するときtaxiとは入力せず、TAKUSIと入力しています。外国語を日本語で入力する時は、耳に聞こえた通りのカタカナをアルファベットに変換して入力をしています。

私の考えでは、外来語のカタカナ表記は英語教育にとって害のあるものだろうと思っています。外国でビールといっても通じませんし、マクドナルドといっても通じません。もっと英語風の発音で日本中が通じるようになると、私の英語力も向上していたかもしれません。

清水さんの本は、難しい事を易しく解説しているので、好きです。とても博学だと思っていましたが、本人の弁によると「知っている事だけ書けばいい、知らない事は触れなければいい」との事で、これもナルホドと感心致しました。