早いものでもう年末となりました。リーマンショックの影響から春には脱出できているのではないかという希望的観測もむなしく、結果、中小企業の収益にとっての外部要因は厳しいものが続いています。この不況をいかに乗り切る事ができるかが経営者にとってのやりがいであると信じて、あの手この手をうっていく事が大切でしょう。

景気が悪い事を言い訳にしていても、自分の家族の生活を担っていかなくてはなりませんし、従業員の生活までも背負っていかなくてはならないのですから、どう売上を増やしていくか（減らさないようにしていくか）、又どうやって利益構造にしていくかを考えざるを得ないのが経営者です。景気が悪いからという理由では努力のしようがありません。それ以外の原因を追究する事が必要になっています。

生き残りをかけての競争が始まっています。価格競争では疲弊するばかりです。お客様に利益を与えつつ、自分自身も利益が出せるための、自分のやり方を見つけないと生き残りができなくなっています。ピンチをチャンスに変える事ができる人は、自分の置かれている状況を正確に把握し、その状況の中で自分に何ができるかがわかり、間違っていない方法で実践できる人なんだろうと思います。非常に難しい事であるがゆえに、チャレンジに燃える事ができるのでしょう。

「来年はこうしたい」という希望があれば、今日から始めないといけません。自分自身に言い聞かせるためにも、年末にこのようなご挨拶をさせて頂きました。