ティータックの税務サービス 会社紹介 お客様の声 税務豆知識 よくあるご質問 お問い合わせ `トップページに戻る
 
イマイのコラム
イマイのコラム
東日本大震災
2011/03/14
個人所得税の確定申告も一段落した金曜日、事務所で作業中にユサユサと長い揺れを感じました。事務所ではチョットした揺れですみましたが、ネットで確認したら大震災が起こっていました。

気象庁のホームページも1回目はアクセスできましたが、集中混雑しているようで2回目以降は繋がらない状況です。帰り道でラジオを聞き、帰ってからはTVで状況を確認しました。土曜日、日曜日もほとんどの時間をテレビを見て過ごしましたが、状況が判明していく中でどんどんと悪い情報が入ってきました。

阪神大震災の時には「大阪方面で何か大きな災害が起こった」という事しかわからなかったのが、今回は「大地震と大津波で壊滅状態である」事だけは早い時点でわかったようです。地震予知の成果と情報伝達の技術革新のおかげかと思います。

しかしながら、原発事故や石油備蓄基地浸水、石油精製工場火災など、本来予測されなければならないであろう事態が、「想定を超える」という一言で片付けられてはならないと思います。最悪の事態を想定して設計・建築をして頂かないと地元住民は安心して生活できないし、今後の新たな建築計画の反対運動が大きくなると考えます。

阪神大震災の時には「地震による建物倒壊」と「火災」で大きな被害を受けましたが、今回は「大津波」…地元の人たちは「地震が来たら津波に注意」と日頃から理解できていたようです。今回の大きな被害は「まさかビルの3階まで」とか「まさかあの大きな防波堤を越える波が来るとは」といった状態だったのでしょう。自然の力の大きさを、まざまざと見せつけられてしまう状況でした。

テレビでの津波の映像は想像を絶する状態で、よくこの映像を撮影する事ができたと感心してしまいます。プロのカメラマンの映像だけでなく、携帯電話での映像も見る事ができました。逃げ出さなければならない状況での撮影をどのような気持ちで行っていたのでしょうか。

いとも簡単に流される建物をみるにつけ、津波の力の大きさを感じました。膝下の水量でも大人が流されると聞いていましたが、本当なんだと思いました。テレビで見ているだけでも、忘れる事のできない映像であるという事は、現場の子どもたちに大きな心の傷を与えているであろうと想像します。

ラジオで震災を受けた人を力づけるためにリクエストに応える形で流れたアンパンマンのテーマソング「それいけ!アンパンマン 〜アンパンマンのマーチ〜」を聞いて、私自身も感動しました。何度もリフレインされる「そうだうれしんだ、生きるよろこび、たとえ胸の傷がいたんでも」という歌詞が胸に染みました。ボランティアや救援物資、義援金など、今後私たちにできる事はいろいろあるかと思います。今、何が必要とされているのか、自分には何ができるかを随時、考えていかなければならないと考えます。