私は、今までApple製品を使った事はありませんでした。特別アンチAppleだったわけではなく、仕事で使うパソコンはWindowsでしたし、携帯電話はドコモなのでiPhoneも使えません。Apple製品のデザインはあこがれでした。今回購入に至ったのは、「新聞をネットで読みたい」という理由からです。日経新聞が何年か前からデジタル版を配信していましたし、朝日新聞も1年前から配信が始まりました。これをiPadで読んでみたかったのです。

とある土曜日に名古屋駅に行く用があったので、大手家電屋さんで購入しようと思い店舗をのぞいたのですが、「在庫なし」との表示が…栄のAppleStoreまで行こうかどうか迷ったのですが、ネットで購入する事にして帰りました。

iPadが届いてまず驚いたのが、運搬中に外箱に傷がつかないように梱包されていた事です。白い外箱が段ボール箱に入って届くのですが、梱包材でうまく包装されていました。「外箱なんだから少しくらい傷がついてもいいんじゃない？」とも思ったのですが、白い箱を開けてみたら本体が裸で入っていました。なるほど…白い箱に大きな衝撃があると本体にも影響があるので白い外箱は大切に扱われているんですね。

次に驚いたのが重さです。ぱっと見た目は軽そうだったので、その重さには驚きました。バッテリーなどの事を考えればこのくらいの重さは当り前です。652gしかないのでホントは軽いのですが、雑誌やパソコンの画面で見ると（白い本体のせいか）もっと軽いモノだと勝手に想像していました。

さて新聞ですが、日経新聞は新聞紙と同じレイアウトで紙面が読めます。紙面の1/4以下の画面なので字が小さくなりますが、さすがApple！きちんと読めます。老眼だとチョット厳しいのですが、2本の指で画面を広げると読みたい所が大きくなります。日経新聞はいつもの紙面通りの表示ですので非常に読みやすいのですが、その紙面をダウンロードするのに時間がかかります。イメージ的には1〜2分くらい待つ事になります。一度ダウンロードすれば後でゆっくり読めますので、最初だけチョット待たなければなりません。これが携帯電話の3G回線だと5〜6分くらい待つ事になります。仕方ないかな…？

朝日新聞は紙面とは全く違うレイアウトです。パソコンやタブレットで読みやすいレイアウトにしてありますが、「新聞を読んでいる」というイメージではなく、インターネットでニュースを読んでいる感覚です。そのおかげか、ダウンロードにかかる時間は短いです。携帯電話でも1〜2分で朝刊がダウンロードできます。しかも、朝日新聞は紙面で読んだ内容の過去1年分が検索できるようです。まだ試していませんが、うろ覚えのニュースがたくさんありますので、それを確認するにはもってこいの機能だと思います。

iPadでできる事を見ていると、写真や音楽や映画なども楽しめそうです。でも、16GBの内部メモリしかありません。もっと容量の大きなモノを買えば良かったと、すでに後悔しています。クラウドにデータを置いて必要な時だけデータにアクセスするといった使い方が想定されますが、そのためにももっとスピードの速い携帯電話が必要になりそうです。