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イマイのコラム
イマイのコラム
びょうぶと商売
2013/11/14
11月13日の朝日新聞朝刊「経済気象台」というコラムに、面白い事が書いてありました。「食べもん屋とびょうぶは、広げすぎたら倒れまっせ…創業100年を超え、店ののれんを守り続ける人の味わい深い言葉である」というものです。

一方で「商人とびょうぶは、曲がらねば立たぬ…これは商売人は自分の理屈ばかり言っていてはダメで、お客の考えに合わせないと繁盛しないという意味だ。一方、商人はいかがわしい事をして儲けるという意味にとる人も多い」と続いています。

のれんを守り、商売を継続的に繁栄させるためには品質管理が必要で、責任者のキャパシティの中でしか管理できないという事だと思います。責任者の目の届く範囲が10名であれば10名で、100人に目が届く事ができる人は100人で商売を続ける事が必要で、拡大する事が大切ではなく利益をあげる事ができるのが大切であると考えます。

又、「曲がらねば立たぬ」とは、自分の筋を通す事が最優先ではなく、お客様の声を聞く事ができるかどうかが大切であると捉えました。もちろんクレーマーみたいな声に右往左往していてはいけませんし、自分の筋を曲げに曲げて、違法行為を容認してしまっては自分のためにもお客様のためにもなりません。

広げなければ立てる事ができず、広げすぎると倒れてしまう…商売の難しい所であり、面白味だと思います。