北朝鮮と韓国の関係が一気によくなりました。休戦状態である二か国が終戦を迎えることができるのではないかと期待します。北朝鮮の政治体制から考えると、民間交流ができるようになるにはまだまだ時間がかかるとは思いますが、貴重な第一歩だと思います。今までも何度か期待を裏切られていますが、トップが韓国まで足を踏み入れたということで今までとは違うと期待したいです。

しかしながら、実の兄を暗殺し、自分のブレインを粛正してきた本人が、急展開で融和に傾いていることが不可解です。アメリカをはじめとする西側諸国の経済制裁が響いているのか、核開発やミサイル開発で資金が枯渇しているのか…なぜ今、急に事態が変化したのでしょうか？

一気に「朝鮮統一」という動きになると、北朝鮮の金体制が崩壊し、クーデターや軍の暴走など治安の悪化が考えられます。そうならないためにはゆっくりとした融和が必要ですが、北朝鮮の国民のことを考えるとそうは言ってられません。アメリカと北朝鮮の対話も予定されていますが、その際にどのようなやり取りがあるのか…非常に興味深いです。

イギリスの賭け屋では、金正恩と文在寅がノーベル平和賞の予想候補として挙がっているようです。先にも述べましたが、実の兄を暗殺したり、ミサイル発射や核開発で世界を脅かしてきた人物が「平和賞」とは…私には考えられません。それでも戦争が終わることは、幸せではあります。