お客様から「出納帳ソフトのアップデートが終わらない」との相談を受けました。出納帳ソフトとは弊社が導入しているJDLの顧客向けソフト「JDL IBEX出納帳」というソフトですが、お客様が入力したデータを会計事務所のサーバーに納めているため、会計事務所側でデータを管理できるという、会計事務所にとっては便利なソフトです。簡易な入力から高度な入力までスキルにあった入力方法を選ぶことができるため、お客様にとっても使いやすいソフトとなっています。そのため、弊社事務所ではこのソフトの導入を推奨しています。

「令和への対応」と「消費税10%への対応」をするため、この春に出納帳ソフトの大幅なアップデートがありました。そのため、すべてのお客様にアップデートをしていただく必要があります。ほとんどのお客様が問題なくアップデートできたようですが、一部のお客様…特に給与ソフトと出納帳ソフトを併用しているお客様においてアップデートができないような事態が発生しました。私たちはパソコンのプロではありませんがこの事態を放っておく訳にもいかず、お客様のもとに出向いたり遠隔操作を行ったりしながら対処してきました。

このお客様の場合、他のソフトはほとんど入っていません。ノートパソコンであることと、どのような状態かが不明だったこと、そしてお客様と弊社事務所との距離が近いため、パソコン本体を持参していただいて症状を確認しました。確かに…パソコンが動いていません。しばらく様子を見てみましたが、フリーズした状態です。マウスポインタも動かないため、強制終了させ、再度起動してみると、Windowsのアップデートが溜まっているようです。

その後、3時間くらいWindowsのアップデートを続け、最新の状況にした後で出納帳ソフトを起動してみました。 すると、出納帳ソフトは最新版になっていました。結局、お客様の下ですでに出納帳ソフトは最新版になっていたようです。しかしながら、Windowsのアップデートが邪魔をしたために終了できず、フリーズ状態になったようでした。結局、JDLではなくマイクロソフトの問題であったのですが、お客様にはわからないところです。そのような場合にも対応せざるを得ない状況ですので、パソコンスキルもアップする必要があります。

他のお客様の中でも「得意先からのメール添付ファイルの印刷の仕方がわからない」とか「得意先のEDIへの入力方法がわからない」とか、そういう経理とは関係のない質問もあります。もちろん、私たちではわからないことにはプロを紹介しますが、わかる範囲で問題を解決できるよう努力しています。

そんな中、非常に便利に利用していたのが「Team Viewer」という遠隔操作のソフト…事務所のパソコンからお客様のパソコンを操作できるソフトです。しかしながら、「商用利用」は無料ではないのです。これの利用でお金を取っている訳でないので「商用利用」に当たらないと勝手な判断をしていましたが、利用規約をよく読んでみると私の利用方法はアウトでした。そうなると、お金を払うか、別のソフトに乗り換えるか…思案中です。