9.11同時多発テロから20年が経過しました。あの時のテレビ映像は忘れられません。まさにライブ映像をニュース番組で見ていました。

1機目の激突を放送している中、2機目が激突しました。その後、二つのビルが崩れ落ちました。その時はテロということはわからなかったため、「何が起きたんだ」という驚愕でした。同じ時にアメリカ国防総省のペンタゴンへの激突もありました。最後の1機は勇気ある乗客がテロリストと対峙して墜落したとされています。

その後、アメリカはアフガニスタンに侵攻し、戦争が始まりました。20年が経過し、アフガニスタンからアメリカ軍が撤退した途端、アメリカが打ち立てた政府が崩壊し、タリバンが台頭しました。結局、アメリカの占領政策が上手くいかなかった例となってしまいました。

20年という歳月を考えてみます。日本の場合、昭和20年の敗戦から昭和40年代を考えると、戦後復興から高度経済成長をとげ、新幹線を走らせ、オリンピックを開催しました。家電製品やマイカーが夢のものではなく、各家庭も豊かになりました。まさに「奇跡の復興」といえます。アメリカの占領政策の成功例となりました。

今まで20年という時間は、とてつもなく長い時間だと思っていました。歳を重ねて、20年前の大きな出来事を覚えていると「そんなに昔のことだった？」と驚くことも多いです。ちょっと前だと思っていたことが、10年前、20年前だった…なんてこともあります。アメリカの同時テロがまさにそれです。長いようで短い20年という時間だと実感します。

東日本大震災から10年…世界の経済大国であるはずの日本が、うまく復興できていません。日本は、この10年間、20年間は発展してきているのでしょうか？