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イマイのコラム
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衆議院選挙
2021/10/25
日本経済新聞の記事によると、今回の衆議院選挙の比例代表で「立憲民主党」と「国民民主党」が同じ「民主党」という略称を届け出たとのこと。投票で「民主党」と記入するとどちらか不明のため、票数が割り振られるそうです。「なんで同じ名前を出したのか?」「なんで受理されるの?」とわからないことだらけです。

ちなみに、正式名称で見ると「自由民主党」「立憲民主党」「国民民主党」「社会民主党」と「民主」がつく政党は4つあるようですので、投票で「民主」だけ書くと「無効票」になる恐れがあります。

前回の衆議院選挙において、投票率は53.68%でした。その前は52.65%ですから、選挙権を持つ人の半分しか投票に行っていません。そのうちの47.82%(小選挙区)、33.28%(比例区)の得票を得た自民党が議席の61%を獲得しています。比例区は176議席のうち66議席を獲得しているので獲得票の比率と同じですが、小選挙区は289議席のうち218議席を獲得しています。47.82%の得票で75.43%の議席を獲得できるのが小選挙区ということになります。

小選挙区は1人しか当選しない選挙区割りですが、3名の候補者があれば最小34%の得票で当選できます。4名の候補があれば最小26%で当選ということになります。死に票が多いのが問題で、それをカバーするために比例代表制を導入していますが、現在の議席数で見るとカバーできていないと私は思います。

候補者個人を選ぶのであれば「小選挙区」、政党を選ぶのであれば「大選挙区」が適していると思います。国会議員を選ぶのは個人なのか政党なのか…どちらでしょう?難しい問題です。

選挙の在り方は難しくてわかりませんが、有権者の半数が棄権している状況はダメだと思います。「一人の票では変わらない」とか「自分の票なんか無駄だ」とか「誰を選べばよいかわからない」とか、いろんな考えで棄権しているのだと思いますが、せめて白票を投じるだけでもいいので意思表示をすべきだと思います。先人が決死の覚悟で獲得した参政権であるので、これを捨てるのはもったいないです。

私は、すでに不在者投票によって投票を済ませました。投票日まで待つ必要もありませんし、不在者投票の方が空いているためコロナ対策にもなります。ぜひ不在者投票もお勧めしたいです。