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イマイのコラム
イマイのコラム
価値観の変動
2022/7/14
ここのところ、自分の価値観を大きく揺さぶられることが多いです。

まずはロシアのウクライナ侵攻について…私は平和主義者なので戦争絶対反対で、武器の使用だけでなく保有にも反対の立場です。「ギャングが鉄砲を持っているから自分も鉄砲を持たないと自衛できない」とか「核爆弾を保有していれば敵国が襲ってくることはないだろう」とか、そのような考え方を否定し「自分が武器を持つから相手も武器を持つんだ」「だから武器は不要なんだ」という考え方でいました。

しかし、もしウクライナが武器を持っていなかったら、ロシアの思惑通り2週間でウクライナは独立国家でいられなくなったと思います。自国を守るためには武器は必要でした。ただし、ウクライナが武器を持っていなかったら、戦争被害者はもっと少なかったかもしれません。今まで自分が信じていた、「武器保有はダメ」という価値観が揺らいでいます。

次に憲法改正についてですが…憲法改正というと、どうしても第9条の平和憲法が議題になります。前述のごとく私は平和主義者なので「日本の平和憲法は守るべきだし、世界へ発信できる素晴らしい憲法である」と思っています。

「アメリカから押し付けられた憲法だから」とか「自衛隊がある日本において第9条は改正すべきだ」という意見もありますが、「本当に押し付けられたかどうか」という異論もあり、かつ「仮に押し付けられたものであっても、良いものは取り入れるべき」だと思います。また、「現状が理想と違うから理想を取り崩す」のではなく、「理想に現実をすり寄せていくべき」だと考えます。

そのため、憲法改正には反対でした。しかし、「同性婚を認めない民法や戸籍法は、法の下の平等を規定する憲法に違反する」との訴えを大阪地裁が「合憲」と判断した件について考えると、確かに憲法には「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」と規定されているため、憲法においては同性婚の前提はなく男女の性での区別しかしていません。

このように、古い考え方から作られている憲法は、新しい時代にマッチしないところが出てきます。そうなると、憲法改正も必要になってくる…憲法の修正の必要性を感じてしまった一件です。