8月1日の日経新聞朝刊の春秋に、「八月や六日九日十五日」という句が載っていました。「詠み人多数」の句であるとのことでした。

8月は「戦争と平和」を考える月です。今年はウクライナのことがあるため、より一層、身近に捉えることができます。私は戦争を知らない世代であるが、知らないからこそ知ることが大切ですし、そのためには8月を大切にしなければなりません。テレビや新聞などで情報を収集し、自分の中に取り込んでいきたいと思います。

最近はインターネットでの情報収集に怖さを覚えます。自分に都合の良い情報のみがどんどん集まり、「一つの真実」にたどり着きます。しかし、その「真実」が正しいかどうかの検証が難しくなってしまう…「みんなが言っているから正しい」となりますが、本当に「みんな」なのかという検証ができません。

例えば「コロナワクチンにはマイクロチップが組み込まれ、政府に情報がとられる」という、なんともSFチックな情報を真剣に信じてしまう人がいます。この情報を正しいと信じてしまうと、テレビや新聞の情報は政府に統制されている情報であるから信じてはいけない…と考えるようになります。

何が正しい情報で、何が間違った情報なのかという取捨選択が重要ですが、どこに判断基準を置くことができるのか、また自分の考えと違う考えをどこまで聞くことができるのか…ということが大切だと考えます。