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ガザ地区侵攻について
2024/10/9
イスラエルのガザ地区侵攻から1年が経ちました。ハマスがイスラエルの音楽フェスへのテロ攻撃と誘拐を行ったことに端を発した戦争でありますが、ハマスが何故それを行ったのかということを考えると、何が正義なのかわからなくなります。

そもそもアラブ人とユダヤ人のパレスチナを巡る問題は、二千年以上前のローマ時代にさかのぼるらしい…それを第二次大戦後、国連がパレスチナをアラブ人の国とユダヤ人の国の2つに分断しましたが、これに反発する形で紛争が継続しています。

ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の聖地であるエルサレムを巡る争いであると言えますが、宗教家であれば争いでなく他者を許すことを実践して欲しいと思います。

朝日新聞10月3日の国際面「イスラエル・パレスチナ市民の声」という欄に、マオズ・イノンさん(49歳)のコメントが掲載されています。要約すると次の通りです。
ハマスの攻撃で両親を殺された経験を持っている。罪のないユダヤ人を多数殺したハマスに対して復讐したいと思ったこともあったが、その考えにとらわれると家庭で夫や父親でいられなくなる。ハマスもイスラエル政府も許そうと決めた。

イスラエル人とパレスチナ人は互いのことをほとんど知りません。だから相手をモンスター化し、自分もモンスターになってしまう。「テロリスト」という言葉は、自分たちが純粋な善で、相手が純粋な悪だと考えているが、そんな人間はいない。一方にとってのテロリストは他方にとっての英雄である。

仲良く暮らすためには対話が必要。対立を対話で解決することができるのが人間です。
まさに、その通りだと思います。全ての人がこのように考えられれば、戦争は起こらないと思います。ウクライナでの戦争についても同じです。ミサイル攻撃を受けたがれきの下に、子どもをはじめとした一般の人々がいることを考えると、攻撃するのも反撃するのも問題です。