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スマホのニュース
2024/12/11
朝日新聞に「けいざいプラス」というコーナーがあります。12月6日と7日のこのコーナーに「Zをつかめ」という記事が掲載されました。端的に言いますと、Z世代(1990年代半ばから2010年代はじめまでの生まれ)とα世代(Z世代より下の世代)に向けて、どのようなアプローチをすると良いのかを考えるものでした。
私たちの世代だと、新聞や雑誌、テレビ・ラジオなどのマスコミか新聞チラシなどが広告媒体として思い浮かびますが、今だとSNSやYouTubeによる情報がメインと捉えられています。それもバシバシ一方的にメッセージを送るのではなく、ふわっとした形で、商品を生活の一部として情報提供するやり方でないと疎んじられてしまうようです。
確かに、お客様の声を聞いたり若い世代の人と交流したりすると、新聞やテレビの話ではなく「YouTubeで言ってたけど、どういうこと?」と言った質問を受けることが多いです。YouTubeでは注目を集めるためにことさら大げさに表現したり、時間の制約で詳細は語らずといったことが多く、受け取る側が間違った認識をしてしまうことも多いです。
例えば、現在「103万円の壁」のことが多く言われていますが、すでに決まったかのような質問があるため「まだ法案も出ていないですよ」と回答しています。
ある時、若い方との話の中で「闇バイトとか怖いよね」と持ちかけたら「闇バイトって何ですか?」との返事があって驚きました。「いや、新聞やテレビで大騒ぎしてるよね」との問いには「新聞は取っていないし、テレビも見ていない。スマホでニュースを見るくらい」とのことでした。
なるほど…スマホのニュースは自分の興味のあることをポチッとすると、それに関連する話題が集まってくるので、それ以外のニュースは目にすることがありません。新聞だと詳しくは読まなくても、大きい見出しをサラッと見るだけでも何となく記憶に残ります。また、テレビやラジオのニュースは聞き流していても自分の興味がないことにも言及されているので、「あぁ、聞いたことがあるな」という感想は持つことが出来ます。
一方で、スマホだけに頼っていると、一部の情報は詳しくなりますが、それ以外の情報は全く入ってこないんだと言うことがわかりました。
先月行われた兵庫県知事選挙における斉藤知事の当選なども、何が正しいかは別として、スマホの情報だけで判断する人が増えた結果、「マスコミが悪い」「斉藤知事は悪くなかった」という民意が表れたものだと思います。
私たちの世代だと、新聞や雑誌、テレビ・ラジオなどのマスコミか新聞チラシなどが広告媒体として思い浮かびますが、今だとSNSやYouTubeによる情報がメインと捉えられています。それもバシバシ一方的にメッセージを送るのではなく、ふわっとした形で、商品を生活の一部として情報提供するやり方でないと疎んじられてしまうようです。
確かに、お客様の声を聞いたり若い世代の人と交流したりすると、新聞やテレビの話ではなく「YouTubeで言ってたけど、どういうこと?」と言った質問を受けることが多いです。YouTubeでは注目を集めるためにことさら大げさに表現したり、時間の制約で詳細は語らずといったことが多く、受け取る側が間違った認識をしてしまうことも多いです。
例えば、現在「103万円の壁」のことが多く言われていますが、すでに決まったかのような質問があるため「まだ法案も出ていないですよ」と回答しています。
ある時、若い方との話の中で「闇バイトとか怖いよね」と持ちかけたら「闇バイトって何ですか?」との返事があって驚きました。「いや、新聞やテレビで大騒ぎしてるよね」との問いには「新聞は取っていないし、テレビも見ていない。スマホでニュースを見るくらい」とのことでした。
なるほど…スマホのニュースは自分の興味のあることをポチッとすると、それに関連する話題が集まってくるので、それ以外のニュースは目にすることがありません。新聞だと詳しくは読まなくても、大きい見出しをサラッと見るだけでも何となく記憶に残ります。また、テレビやラジオのニュースは聞き流していても自分の興味がないことにも言及されているので、「あぁ、聞いたことがあるな」という感想は持つことが出来ます。
一方で、スマホだけに頼っていると、一部の情報は詳しくなりますが、それ以外の情報は全く入ってこないんだと言うことがわかりました。
先月行われた兵庫県知事選挙における斉藤知事の当選なども、何が正しいかは別として、スマホの情報だけで判断する人が増えた結果、「マスコミが悪い」「斉藤知事は悪くなかった」という民意が表れたものだと思います。