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手品と魔法
2025/9/1
日経新聞の夕刊に「プロムナード」というコラムがあります。日替わりで筆者が変わり、3ヶ月くらいで筆者が総入れ替わりするので、いろいろなコラムを読むことができます。

8月27日のコラムは、経営学者・岩尾俊兵さんの「手品と魔法」という題名でした。要約すると次のようなことでした。
最近の手品は魔法にしかみえないものが多いが、当然ながらタネと仕掛けがあり、その連鎖のために魔法にみえるのである。

会社経営においても魔術師のような人がいる。どんな会社でもたちどころに再建してしまうような人だ。常人には魔法にしかみえないが、実のところはタネと仕掛けを持っていて、それも一つ一つは単純なものである。

その単純な経営方法を組み合わせて、連鎖させ、結果を出し続けているのである。
ずーと私が思っていたことを、端的に明確に示してもらえました。例えば、京セラの稲盛和夫氏が畑違いの日本航空を再建する。林文子氏が自動車販売から横浜市長へ就任する。新浪剛史氏がローソン社長からサントリー社長に就任する。…など、全く別の業界で活躍できる経営者が存在するのが不思議でした。

「私の履歴書」などを読んでいると、「現場の従業員の声を聞く」ことから始まり、お客様へどのような価値を提供するのかを共有するなど、優秀な経営者はいろいろな組織を活性化することができるようです。一つ一つの方法は単純かも知れませんが、それを徹底することで目的を完遂することができるのだと思います。

さて、この先人の見識をどのように活かすことができるのか…自分自身の個性も考慮しつつ、考え続けなければなりません。