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税務豆知識
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得する国民年金の支払い方
2014年10月31日の朝日新聞に国民年金の年払いの件が掲載されていました。国民年金は1ヶ月15,250円(平成26年度の場合)です。1年分で183,000円の支払いとなります。

毎月、現金で支払っている人は口座振替にするだけでは納付額が減らせません。毎月末に引き落とされる分が前月分なのか当月分なのかによって支払額が変わるのです。現在、15,250円の引き落としを受けている人は、早割の手続きをすることによって月額50円ずつ安くなります。最初の月は2ヶ月分の引き落としになりますが、年間600円の利息だと思えばとってもお得です。

又、1年分現金で前払いすると、179,750円の支払いとなり3,250円お得になります。口座振替で1年分前払いだと、179,160円の支払いとなり3,840円お得です。口座振替で2年分支払うと、355,280円の支払いで14,800円お得です。一度に35万円のお金を払うのは非常に厳しい話ですが、14,800円もお得になるのであれば、定期預金を解約してでも支払った方が得という事になります。

夫婦二人で71万円の支払いは無理!…という事であれば、今年は夫の分35万円と妻の分18万円を払っておいて、来年妻の分を35万円支払いましょう。夫の分は既に支払ってありますので来年は支払いがありません。結果、今年の18万円が厳しいだけで、来年以降の支払いは35万円ずつになります。2年分の前払制度は平成26年からスタートした新しい制度です。27年に2年分支払いたい場合には27年2月までに手続きをしないと間に合いませんので注意が必要です。

又、2年分の支払いをした人は、確定申告の社会保険料控除の証明書交付に注意が必要です。例えば平成26年に2年分355,280円を支払った場合には、次のようなパターンが考えられます。
  • 平成26年の確定申告で355,280円の社会保険料控除を受け、平成27年はゼロとする。
  • 平成26年の確定申告で4〜12月分の社会保険料控除を受け、平成27年は1〜12月分を、平成28年に1〜3月分を受ける。
どのようなパターンで社会保険料控除を受けるかによって、証明書の発行申請が必要となります。

※ 参考資料:得する国民年金の支払い方