ティータックの税務サービス 会社紹介 お客様の声 税務豆知識 よくあるご質問 お問い合わせ `トップページに戻る
 
  1. トップページ
  2. イマイのコラム 2010
  3. クラウドコンピューティング
イマイのコラム
イマイのコラム
クラウドコンピューティング
2010/08/04
最近、クラウドコンピューティングという言葉をよく聞くようになりました。これは「インターネットをベースとしたコンピュータの利用形態(ウィキペディアより)」の事ですが、一番想像しやすいのがGoogleの「G-mail」や「Googleドキュメント」などです。「G-mail」はフリーメールの一種なので今までも同じようなサービスがありましたが、「Googleドキュメント」はクラウドコンピューティングを理解するのにもってこいの教材だと思います。

まずアカウントを取ります。言い換えれば「会員になる」という事です。とはいっても無料会員でOKです。そうすると「Googleドキュメント」を利用する事ができるようになります。ワープロや表計算が無料で使えるようになるのです。

今までのコンピュータでは、ソフトを買ってきてインストールして初めてソフトが使えるようになりました。又、作った文書はパソコンに保存していました。しかし、「Googleドキュメント」は特別なソフトを購入する事もなく、インストールする必要もありません。作った文書はアップロードしておけば、インターネット上に保存されます。

特別なソフトがいらなくて、かつ保存もインターネットにするとなると、自分のパソコン以外でも操作が可能です。マンガ喫茶で文書を更新する事も可能になります。(もちろんセキュリティを考えないといけませんが…。)

以上のように、クラウドコンピューティングの概念は、ソフトを購入するのではなく必要な時に必要な分だけ活用するという事になります。パソコンや自社サーバーの上にデータを置くのではなく、インターネット上に保存する事になります。サーバーの管理にお金や時間をかける事もなくなりますので、費用が極端に少なくなるのがメリットです。

税理士事務所用のサービスの中にも、クラウドコンピューティングを利用したサービスが始まろうとしています。今までは税理士事務所にサーバーを置いて、事務所職員がパソコンでその中のデータを更新したり、顧問先が会計事務所のサーバーにアクセスしたりする方法をとっていました。しかし、クラウドコンピューティングになれば事務所のサーバーが必要なくなりますので、サーバー管理費用が必要なくなります。又、顧問先が導入するソフトも特別なソフトがいらなくなるために経費削減ができるようになります。

パソコンが普及して仕事の内容が変わりましたが、クラウドコンピューティングと携帯データ通信技術の発達で、さらに仕事の内容に変化が起こると期待しています。