（前編からの続きです）

翌日はホテルを早めに出てもうひとつの砂蒸し温泉「山川砂むし温泉」へ。行く間に「鰻温泉」の看板を見つけたので、そこへ寄り道する事にしました。事前の調査で行きたい温泉のひとつだったのですが、スケジュール的に諦めざるをえなかったのです。でも思いのほか近くでしたので寄り道してきました。

…ここは最高の温泉でした！街のあちこちで湯煙があがり、200円の区営温泉に入ってきましたが、とにかく温泉が濃い！爪の間が黄色くなるくらい温泉が濃く、私の中では草津温泉、野沢温泉に並ぶか、それ以上の温泉ランクインです。

指宿ほど大きな施設でないために観光地化されていない砂蒸し温泉で、とても良い雰囲気でした。砂を落としてから入る温泉も気持ちの良い温泉です。この春から運営が民間観光会社に委託されたようですので、今後は宣伝も多くなり観光地化されていくのかなと思います。

知覧の武家屋敷でお昼ごはんを食べてから、富屋食堂で特攻隊員の手紙などを拝見し、特攻隊員の生活や考え、残された家族の思いなどに思いを馳せ、特攻隊記念館へ向かいました。

記念館では休日の午後という事もあってたくさんの人が訪れており、人の頭しか見えず、陳列されている物が見られないような状況だったために、そそくさと出てきてしまいました。そんな中でも、海から引っ張りあげた本物のゼロ戦を見る事が出来、又その大きさを知る事が出来ました。

その後は霧島神宮へ。パワースポットの流行のせいか、夕方にもかかわらずたくさんの参拝客が訪れていました。本宮前には行列が出来ていた程です。さすがに綺麗な神社で一見の価値はあります。

お土産屋さんでは数量限定の饅頭を「残りわずかです」と大声で売っていました。数量が残りわずかなのか営業時間が残りわずかなのか、つい笑ってしまいましたが、こんなにたくさんの人が参拝に来ているのになんで残っているの？

最終日は鹿児島神宮に参拝して、黒酢づくりの壷畑を見学しました。

そして観光客が自動車で訪れる「嘉例川駅」を見た後に龍馬で有名な「塩浸り温泉」に行ったのですが、大河ドラマ効果と施設リニューアル効果で大勢の人が集まってきており、想定以上の人数で狭い駐車場から車が溢れている状況でした。第二駐車場を見つけて車を停めたのは良かったのですが、突然の土砂降りの雨…施設に行っても人が多すぎるであろうと思い、車から降りる事も出来ず空港へ向かいました。

帰ってから前日の大河ドラマを見た所、最初のシーンで龍馬が塩浸り温泉につかって傷を癒す場面…たくさんの人が集まってくるのも無理はないなと思いました。次のチャンスがあれば、霧島近くの温泉を廻ってみたいと思います。