連休中のニュースで、「インターネット上に犯罪予告を書き込んだとして逮捕された人が、実はパソコンを乗っ取られていただけだった」というニュースがありました。大阪でも三重でも全く同じ事が起きていました。無料のソフトをダウンロードしたら知らないうちにパソコンを乗っ取られ、犯行予告を勝手に書き込まれてそれによって逮捕されてしまったという事でしたが、これは誰にでも起こりうる恐ろしい事態だと思います。

その数日前には、「スマホの個人情報が流出してそのデータが誰にでも見える状態であり、その原因が電話帳アプリだった」というニュースもありました。こちらのソフトは公式サイトから入手した物で、まさか個人情報が流出してしまうとは想像だにしていなかったと思います。

スマホの個人情報という事は、電話相手の電話番号だけでなくメールアドレスや住所まで、登録してある情報全てが流出してしまうという事です。自分だけでなく色々な人の情報が流失してしまい、多大な迷惑を掛ける恐れがあります。

以前から私は「パソコンって魔法の道具だな」と感じていましたが、スキルのある人だったら本当に何でもできてしまうんだという事を実感しました。これがスマホにまで広がっています。スマホは携帯電話というより「携帯できるパソコン」だとよく言われます。これも今回の事件を通じて実感しました。

素人にとってはどうする事もできない事態です。怪しげなソフトを入れないとかセキュリティを最新にするとかよく言われますが、今回は特に怪しげなソフトでもなさそうです。（結果、怪しいソフトだったんですが、導入時には怪しくなさそうな顔をしていました。）又、今回は全く新しいウィルスで、セキュリティソフトでも検出されなかったようです。そんな事で、本当にどうしようもない事態だと言わざるをえません。

結果、「パソコンを使わない」「ネットに接続しない」「スマホに電話番号を登録しない」などと何の解決にならない解決策しか考えられません。便利な道具ゆえに危険を伴うことは仕方ないと、諦めるしかないようです。