朝日新聞のデジタル版が大きく変わりました。…正確に言うと、アプリが変わって、2月中旬から紙面がそのままの形で読めるようになりました。日経新聞は当初から紙面のままで読めたので、「朝日新聞もそれができるようになるといいのに」ってずっと思っていましたが、ようやく紙面のままで読めるようになりました。

東京版や名古屋版など各地で違う紙面が発行されており、尚かつ、最新のニュースを配達するために遠い配達店と近い配達店でも紙面が違うという事もあるので、朝日新聞では難しいんだろうと思っていました。しかし今回のアプリでは、「東京版」「名古屋版」「大阪版」「西部版」の4つの本社（朝日新聞は本社が4つもあるのです！）ごとの新聞を読めるようになりました。ニュースソースは同じなので載っている内容はほとんど同じですが、取扱いの違いもありました。

沖縄ではまだ「初代ボンカレー」が販売され続けているという、どうってことのない記事の場合、西日本版や大阪版で割と大きく記事になっていたのに、名古屋版や東京版には記事が載っていませんでした。何故か数日後の夕刊（名古屋版）でその記事を見つけましたが、4つの紙面を見比べてみても面白いかと思います。ちなみに、朝刊はそのままの形で読めるようになったのですが、夕刊は全く載っていません。ダウンロード版もいつの間にか夕刊が無くなってしまいました…ちょっと残念です。

新聞が変わってくると、配達店の皆さんは大変だろうなーと思います。今でも配達部数は減っていると想像できるのですが、このような便利な読み方ができるようになると配達部数はより一層減ってくるでしょう。又、配達部数が減ってくるとチラシの収入も減ってくるでしょう。しかし、1件でも配達しなければならない家がある限り、配達は続けなくてはいけません…電子書籍の話題が大きくなっていますが、同じような影響が新聞配達店にも出てくると想像できます。