8月30日、コストコが常滑にオープンします。テレビや雑誌で取り上げられる事が多くなっている、アメリカの大型スーパーです。

そこで、一足先に京都八幡店に行って来ました。年会費4,200円（中部地方の個人の場合、期間限定で3,200円でした）を支払って、会員にならないと買い物ができません。先日のテレビによると、コストコの利益のほとんどが年会費だそうです。逆に言えば、商品の粗利が非常に少なく、客の立場では非常にお買い得な商品がいっぱいある…という事になります。

ただし、売っているものの一個あたりの量がハンパなく多いです。刺身で食べられるサーモンが1kgとか、豚の小間切れ肉が1kgとか、トイレットペーパーも重いくらいの量が1パックになっています。洗剤なども3個が1パックになっていて「何ヶ月分？」って量ですし、食品ラップなんかは1000メートル以上のものもあるようです。ですので、少量だけ欲しいという客にとっては買い物ができない状況です。そもそもが事業者向けの卸売りですので、仕方のない事だと思います。

品揃えも充分で「こんなもの誰が買うの？」っていうものもたくさんありますが、1アイテムあたりの商品種類は非常に少ないです。例えば食器洗い洗剤の場合、普通のスーパーなら10種類も20種類も数え切れないくらいの種類が並んでいますが、コストコの場合には1〜2種類しかないようです。これもコスト削減のために商品を絞り、大量仕入れを行なっている事の表れです。たくさんの商品の中から選びたいというユーザーにとっては不便だと思います。

先日のテレビによると、アメリカ本社ではトイレットペーパーの商品チェックを毎週行なっているそうです。肌触りや耐久性などを抜き打ちチェックする事により、高品質なものだけを店頭に並べているようです。もちろん、トイレットペーパー以外の商品も同じようにチェックしているので、メーカーも取り引きが開始できたからといって安心していられない状況です。高品質な商品を、お値打ちな価格で提供するがゆえに盛況なんだと納得できました。

レジ精算の後にはフードコートがあります。ここで提供されている食べ物もアメリカンな感じです。ボリュームもあって安い。ホットドックなんかは180円でフリードリンク付き…こんなものばかり食べてたら病気になっちゃうって感じのジャンクフードですが、試す価値のある食べ物です。

常滑のオープン当初は入りきれないくらいの人が集まると思いますので、一段落した頃に常滑店にも行ってみたいと思います。（そうでなきゃ会費の元がとれません…。）