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イマイのコラム
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警察官の自殺について考える
2014/04/15
24歳の男性警察官が同僚の女性警察官を殺害し、自らも飛び降り自殺をしたという新聞記事を読みました。なんて痛ましい事だと思い、ここに掲載しました。そもそも、警視庁の採用試験に大学の後輩の名前で勝手に申し込みをしていた事が発覚し、その内部調査を受けていたため幼なじみでもあるこの女性警察官との結婚話が遅れ、それを悲観しての犯行のようです。

もちろん不正を働いたのが間違っており、本人の責任である事は間違いないのだけれども、何故そのような不正があったのかを考えると、「警視庁採用試験の受験勧誘の実績について厳しいノルマがあったのではないか?」と想像してしまいます。そうでなければ、大学の後輩の名前を使っての申し込みなんてする必要がないと思います。実際にはノルマという目に見える形でなくとも、上司から「どうなっている」という問い合わせがあれば、真面目な人ほど自分を追い込んでしまうのではないでしょうか?

年末年始の朝日新聞によれば、郵便局職員に対する年賀状やふるさと小包のノルマが厳しく、特に臨時採用職員の場合には次回の採用に響く事を考えると、自分の負担で購入せざるをえない状況になっているそうです。又、近くの金券ショップでは自分が売却した事がわかってしまうため、遠方の金券ショップで売却しているような状態があるそうです。

民間企業であれば「ブラック企業だ」と言われてしまうような事が警察や郵便局で行なわれているのであれば、是正が必要です。国民へのサービスをより良いものにするためには、職員の満足度が高くなければならないからです。