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8月に考える
2019/08/06
8月は戦争を考える月です。広島・長崎の原爆から敗戦…テレビや新聞では連日報道がなされています。否が応でも戦争について、平和について、考えるきっかけが増える時期となります。私は平和主義者なので、「恒久の平和を念願し」戦争を放棄する日本国憲法を守りたいと思います。戦争を放棄する目的のために軍隊や戦力を保持しない…とする憲法9条を大切にしたいと思います。

そんな8月に、「名古屋トリエンナーレ」において「表現の不自由展・その後」が中止されることとなりました。もともと展示を拒否された作品を展示し、表現の自由とは何かという議論のきっかけにしたいという主催者の考えからスタートした企画です。展示が拒否される理由がある作品のため、展示に反対する意見が多いことは予想されたことではあると思います。

しかしながら、展示されることによって「表現の自由とは何か」「不快な思いをする人がいても表現をすることは許されるのか」「表現の自由が制約される場合はどのような場合なのか」といった議論がされるのが、本来のあるべき姿だったのではないでしょうか?今回は、受付窓口だけでなく電話やメール・ファックスなどでも厳しい意見が多く寄せられ、中には「恫喝」や「脅迫」とされるものまであったため、スムーズな運営ができないことと安全性の確保のためにやむなく中止が決まりました。

自分の意見と違う意見を聞き、いろいろな意見があることを理解することが大切だと思います。違うことを認める心の広さが大切で、寛容な心が求められています。違うことが認められる社会は、LGBTの人だけでなく障がい者なども含めたすべての人が住みやすい社会だと思います。自分の意見とちがう意見を「恫喝」や「脅迫」によって打ち消そうとする態度は、軍隊や戦力によって他の国を制圧することと同じであり、許されないことです。平和を守るためには、他を許すという寛容な心が大切だと思います。

また、今回の中止に至る過程において、政治家が「公的な資金を投入する企画において問題ある内容を展示することが問題である」という旨の発言がありました。それも一人だけでなく、何人もの政治家の発言です。内容によって公的な資金を投入するか投入しないかを判断することは、間違っていると思います。自分の主義主張と違う内容は許さないと言っているようにもみえてしまいます。

「反対者からの抗議などでスムーズな運営ができず、安全性が確保されないのでやめたほうがいい」という今回のような理由であれば政治家の発言も納得できますが、展示内容によって公的資金を投入できるかできないかの判断は「検閲」にほかなりません。自分の意見と同じ意見ならば公的資金を投入するが、自分の意見と違うものについては資金を投入しないとするのであれば大問題だと思います。