消費税がアップして2週間ほどが経ちました。10月1日に近くのセブンイレブンへ行って雑誌を1冊買いましたが、その際に「コーヒーは一杯いくらになったの？」と店員さんへ質問しました。セブンのコーヒーをたびたび購入しているので、今後「税込100円なのか」「101円とか102円とかになるのか」という質問です。税込100円ならば実質的な値下げで、セブンイレブンが増税分を負担することになります。消費者としてはありがたいのですが、消費税の本質から考えるとこれもおかしな事です。

結局、返ってきた返事は「税込100円ですが、3杯以上購入するときは301円となりますので注意してください」とのことでした。そういえば新聞に書いてあったような…調べてみると、次のような計算になるようです。8％の消費税込で1杯100円のコーヒーは、税抜価格では93円となります。

10月1日以降も持ち帰りのコーヒーは軽減税率の適用で8％のままです。税抜価格93円を3つ買うと税抜279円となり、279×1.08＝301.32円→301円となるのです。セブンイレブンの場合は、今までは「税込価格で合計」していたものを「税抜価格を合計してから消費税率をかける」方法へと変更したため混乱があったようです。

消費税が3％で導入された当初も、「10円のものを10個買う場合には、1個ずつレジを通した方が安くなる」と言われたものです。円未満の端数処理の問題ですので仕方のないことですが、税込価格の表示が原則となっていますので今後も混乱が避けられないと考えます。税込100.44円という表示をせざるを得ない状況になってしまっていると思います。