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イマイのコラム
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平均寿命
2023/2/13
年金や生命保険を考えるとき問題となるのが、「自分は何歳まで生きられるのだろう」ということです。人の寿命はそれぞれで、100歳を超えて元気な人もあれば、交通事故などで若くして亡くなる人もあります。だから、そんなことを考えても仕方がないという一面もありますが、将来設計や老後計画のためにはある程度の予想や仮定が必要となります。

厚生労働省の発表によると、令和3年の平均寿命は男性が81.47歳で女性が87.67歳と前年を少し下回っています。寿命を短くしている一因はコロナです。平均寿命ということですので、生まれてきた人の半数が81歳とか84歳まで生きているのかと思いきや、半数が生存するとされる数値は「寿命中位数」というものであり、これによると男性が84.39年で女性が90.42年ということでした。女性は半数が90歳を超えるらしいです。

同じレポートの中で、90歳を迎える者の割合が発表されています。女性の場合、1980年には21.2%でしたが2020年には52.6%に、男性の場合にも1980年に9.4%であったものが2020年に28.1%に上昇しています。特に女性は、もはや90歳は長寿ではなく普通になっていると言えます。男性でも4人に1人以上は90歳を超えることになっているので、「人生100年時代」とはよく言ったものです。

寿命が延びている原因には触れていませんが、腫瘍や心疾患、脳血管疾患の年代別死亡確率がレポートされていることを考えると、それらの疾患に対する予防や治療が功を奏しているのだと想像できます。

日経新聞の夕刊にコラムを書いている中川恵一医師が警鐘を鳴らしているように、コロナ蔓延で健康診断・がん検診に行かなかった人が多く、早期発見ができていないため今後がんによる死亡者が増えてしまう恐れがあります。

早期発見・早期治療がどんな病気でも大切だと思うので、健康診断を欠かさず、何らかの不具合があったら医者に相談したいと思います。元気で長生きをすることが今後の目標です。