2022年に始まったロシアのウクライナ侵攻に続き、今年はイスラエルのガザ地区への侵攻があり、中国の覇権主義やミャンマーの軍事政権など、国際的にはきな臭いニュースばかりの一年でした。

コロナウィルスに関しては、画期的な治療薬がないまま5類への移行。感染が収まらないまま、マスクをしない生活へ移りました。円安が進んだことにより物価高に拍車がかかり、期せずしてインフレ状態へ。30年以上のデフレに慣れてきたため、賃金が上がっていないのに生活費だけ増えている状況に困惑する毎日でした。

暗いニュースが目立つなか、大谷選手や阪神優勝などスポーツでは華やかなニュースもありました。来年は明るい年になってほしいものです。

今年はインボイス制度の導入があり、前半は「どのような請求書・領収書を発行すべきか」をメインにお客様へお伝えしてきました。制度の導入後は「本則課税のお客様に対して、受け取ったインボイスをどのように入力すべきか」をお伝えしています。

ただし、受け取った領収書がインボイスの要件にあてはまっていないものが多数見受けられます。登録番号は記載されているものの、消費税率や消費税額が記載されていなかったり、宛名が記載されていなかったり…。すべての取引について、正しいインボイスのやりとりができるようになるには時間がかかりそうです。

免税事業者との取引については経過措置がありますが、インボイスの要件に合致していないものは再発行が必要となり、経過措置の対象にはなりませんので頭の痛いところです。