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イマイのコラム
イマイのコラム
戦争について
2024/8/6
今年も8月がやってきました。8月は戦争と平和について考える月です。

アマゾンプライムで「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」という映画を見ました。現代の女子高生が戦中の知覧にタイムトリップし、特攻隊員に恋をするという話です。昭和20年6月にタイムトリップした主人公は、もうすぐ日本が負けて戦争が終わることを知っています。自分の身を犠牲にして日本を守ろうとする世の中に「こんなのおかしい」と訴えますが、わかってもらえません。

やさしい人々が戦争の犠牲になっていきます。実在の富屋食堂をモデルとした食堂を舞台にしており、知覧という場所や特攻隊に興味を持つための一助になる映画だと思います。

この映画の中でも言われていましたが、「戦争に負けたときには鬼畜米英に何をされるかわからない」という考え方…この考えのために、沖縄戦では「集団自決」と呼ばれる殺戮が行われました。

この裏には、日本が中国や朝鮮で行った残酷な行為があるのではないでしょうか?日本軍が行った残忍な行為を知っている人が、負けたときには同じようなことをされると恐れたため、このような考えが広まったと考えらます。捕虜の取扱いについても国際的なルールが定められていますが、太平洋戦争時代の日本ではこれも守られない状況だったようです。

ロシアのウクライナ侵攻にしろ、イスラエル・パレスチナの問題にしろ、ミャンマーやバングラデシュ、ベネズエラの政治体制にしろ、きな臭い世界情勢です。

80年近く直接的には戦争に加担せず、侵攻されることもなかった日本は、本来ならば世界平和へのリーダーとして立場を固めることができるはずです。しかし、現状ではそうなっていません。唯一の戦争での被爆国として、戦争回避の主導権を持てるような政治家を望みたいです。